いい音好きな音
マスタリングは言ってしまえば化粧みたいなもの。素顔がよければそれほど必要でもなく、ダメ?ならコテコテに塗りを浴びせ倒す場合もある。レコード会社はマスタリングにかかる費用を制作費ではなく広告宣伝費として計上するがまぁ理屈だろう。ミックスエンジニアはマスタリングであまり触って欲しくない あるいはあんな部分こんな部分を補正して貰おうと思いながらミックスダウンを終える(止める)。演奏 録音 ミックス マスタリングそしてリスナーの再生マシン、それぞれ、自らが持つリファレンスを頼りに音を変貌させていく。演奏、出音がよければ EQやCOMPの使用を憚る事もあるし一方マイクやモニタースピーカー細部に至るまで、こだわりたくもなる。出来ればCDユーザーのオーディオもチェックしたい。なるべくおっきい音で聴いてね!と、指導も忘れない。無理な話しだ。どこで見切り、どう達観するかがクリエイターとしての立ち位置なんだろう。いい音にこだわる姿勢は正しいが、それが好きな音であるか否かが前提として優先されるべきだ。その折折で遭遇する人 楽器 機材モニター、それを必然として楽しみたい。疑い怪しみながら音を重ねるのは悲しい。聞こえる音をひとつひとつ好きな音にプリントする。揺るぎのない姿勢こそ、正当なリファレンスと言えるのではないか。こだわり。はたして私の場合・・・コーヒーのミルクは粉は嫌だしキャンディは喉飴系よりミルキー等の甘アマ系が好ましい。あとは出前か?中華は遠慮したいかも。バファリンは胃がやられるからヤダ。灰皿はデカイのにして下さいね・・・ささやかである。冗談は玉置宏(ベタ、かッ!)、一番重要なのは 靴を履いたままでいられるって事です。スリッパでは気合がはいらん!とです。ヒュー パジャムのエピソードをひとつ紹介しようとして グタグタ長くなってしまった。こだわりの人ヒューのリファレンス・スピーカーはAR製だが残念ながら製造中止の決定を喰らう。失意の中、長期滞在中のロスでのある日。なにげに立ち寄った洋服屋でBGM用に使われていたアノいつものARを、めざとく見つけてしまうヒュー。服を買わすにスピーカーだけ買い取った って話。ミックス料金が一曲80万〜200万円の彼だから 金にいとめは つけなかったに違いない。我が国には ヤマハ10Mを買い占めるエンジニアが 一体何人くらいいるのか?
