遅ればせながらのコンピ総括その1~T氏からの質問
1)→ミックスに当たって留意した点は何ですか?
★エフェクトやギミックをなるべく控えるということです。コンセプトでもある「フツウ」を積極的?に心掛けました。2)→ミックス作業はすべてプロトゥールスで行なったと考えて間違いないでしょうか。★そうです。外部コンソールやアウトボードは使用していません。全てTOOLS上で完結しています。
3)→サンプリング周波数&ビット数は?
★96kHz/24ビットです。(たぶん)
4)→マスタリングで留意した点は何ですか?★全ての曲を分け隔てなく好きでいるということです。(笑)
5)→上田さん(マスタリングエンジニア)とは「ギャングウェイ リマスター ピーシーズ」でも仕事を一緒にされていました。
一度でも仕事を一緒にしていると、やはり意思疎通は図り易いものなのでしょうか。★上田さんとはほぼ15年のお付き合いになります。ハンマーレーベルやクルーエルなどのインディーズもの(ラブ・タンバリンズなど)のみならずメジャーレコード会社のもの(ムーンライダーズなど)もお願いしていました。もはやツーカーだろうと勝手に思い込んでいるのです、私が!。15年間で彼女の所属は確か三回変わりましたが、…ずっとオッカケをやっています。6)→森さんから見た上田さんのイメージは?
プロとしては当然でしょうが、ケーブル配線や電源にまで気を配られていました。当方がお邪魔したときは、ケーブルの差し替えを音調整に生かされていました。
★音に対峙する姿勢は他のマスタリングエンジニアの方も相当ストイックであり、それぞれのこだわりや処方を見聞きするたびに驚かされます。上田さんもそのあたりインフラ整備にも抜かりはないですね、信頼しています。なによりも私の持ち込んだ音楽(≦好きな音楽)を一緒に愉しんでくれているフシがあるみたいで(ホントにそうなのか?)、いつも感謝しています。このことは、前の問いに対しての解答にも、なりそうですね。
7)→本作においてサウンド的に基準になっているのは、冒頭曲と考えてよろしいですか。
また、ご自身でミックスされた曲とそうでない曲(2/6/7/9)が混在していると、マスタリングのアプローチは変わってくるものなのでしょうか。
★このご指摘は非常に嬉しいです。確かに私の中では一曲目をリファレンスにしています。「一押しの曲」という意味ではなく、この曲をどれくらいユルッとした気持ちで聴けるかを大事に考えました。このアルバムを聴いた友人のひとりが、アルバムを通して聴いた後、もう一度一曲目に戻った時、さらに良い感じに聞こえたと言ってくれました。上田さんに渡す前に、つまりマスタリングの前段ですが、全曲に於いてトータルにPALTECのEQをプラグインしています。少しでも質感が揃ってくれればと考えました。後は彼女にお任せです。レベル稼ぎのためのコンプを極力使わないで欲しい、私の要望はその程度でした。8)→本作はスピーカーを介した聴取を前提に作られていると思いますが、もしiPodとヘッドフォンで聴かれるとしたら、リスナーにどんな傾向の音のするヘッドフォンで聴いて欲しいですか。例えば、ソニーの900盤のモニター系よりゼンハイザーが好ましいのか等々。
★今回のモニタースピーカーはFOCALでしたが、それはそれは素晴らしい音でした。多くのスタジオが採用してくれればと本気(〇マジ)に思います。
とはいえ私はヘッドフォンでの聴取が好きですから、ウチでは現在四種類のヘッドフォンを取っ替え引っ替えして聴いています。経済的な事情?により、全てのヘッドフォンが10年以上も前の製品 随分劣化が進んでいるかもしれません。以前はソースがなんであれSONYのモニター(CD900?)で爆音聴きをしておりました。ヘッドフォンを床に置くと、生き物のように跳びはねていたので、相当なボリュームだったのでしょう、バカです。現在は真逆な傾向のモノが好みです。中でもAKGのKー501が気に入っています。これはなんとなくFOCALに音の傾向が似ているので、今回はリファレンスとして大活躍しました。あとはゼンハイザーのHD580 JUBILEEも気に入っていますが ロック ポップス限定ということでSONYのCD750を挙げておきたいですね。あの装着した時の圧迫感は…タマランとです。音 値段 コストパフォーマンスは抜群です。ネオアコ限定だと、ひそかにBAYERがオススメです。ど
うしてひそかに推薦するかといえば型番を忘れたからです。そんなわけでヘッドフォンは密閉ダイナミック型が望ましい。
→以下、などなど……。
